モノづくりをすることの責任を。
新しくモノを生み出すこと、それはー
人生を豊かにすることだと思う反面で、エネルギー消費することでもありゴミなどの無駄なものを増やしてしまうことでもある。
私は、とあるエシカルな化粧品工場(下記写真)を見学させていただいたことをきっかけに、モノづくりをすることの責任について考えさせられたことがありました。
本当に、私ひとりの小さな夢を実現するためにモノをつくってもいいのだろうか。
このときに考えたことは私の中でとても大きくて、色々な選択の判断基準になっているなぁと思っています。



ものづくりとは、こだわりを持てばどこまでもこだわることができます。
例えば、容器などの資材。
かっこよさ、開封したときの感動などを考えると細かいところにまでこだわりを詰め込み華やかに飾りたいものです。
でも、その華やかさは本当に叶えるべきことなのだろうか。もちろん、手元に届いたときにお客様にトキメキを感じて欲しい。でもそのトキメキや心に届く感動は、容器を豪華にすること以外でも伝えられるのではないか。
先述した悩みを考えた結果、いまの私はそう思っていて。だから今日、このことをテーマにPCを開き文章を書きました。
綺麗事が言いたいわけでも、妥協の言い訳をしたいわけでもなくて。常々、容器どうしよう〜などと考える中で改めて自分でも再確認したかったんです。
モノづくりは物語づくりだ。
これは私がお世話になっているORGANIC MOTHER LIFE の坂田さんが仰っていてとても感銘を受けた言葉です。
☑︎自分でレシピを書いて化粧品企画製造をしたい
☑︎原料を産地や生産方法からこだわっているもので配合したい
☑︎化粧品を製造することがゴールなのではなく、美容を武器にして自分自身を楽しむきっかけを伝える人になることが夢
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私はモノを作りたい!と公言し行動してきているけれど、実際にはモノを創っているというというよりも自分の想いをカタチにしているという感覚なんですよね。想いというのは、紆余曲折ありながらも過去から現在までずっと繋がって続いているし、一つ一つの選択を繰り返して完成に辿り着き、選択の度に思い出があるはずで。
そんなストーリーをもしも人にちゃんと伝えることができたのならば。トキメキや感動は十分に伝わるのではないか。
もし私が販売するOPTIMUMの化粧品容器が思ったよりも華やかでなかったとしても、その理由や決断に至る想いを伝えることができていれば、受け取った人の反応は予想とは違うのではないだろうか。
別にケチったり妥協をしたからではなく、むしろこだわりなのだとしたら、決してデパコスのように豪華な見た目ではなかったとしても受け取った方にトキメキや感動を十分感じていただけるのではないか。
ー 数年前に、尊敬している同業者の方に言われたことがあります。
「想いがあれば絶対にできる。伝わるよ」と。
当時はこれを、想いを持っていれば夢は叶うなんて甘ったれた考えで受け止めてしまっていましたが、きっとこういうことなんだろうと現在は思うのです。
人の心を動かす何より大きな要因は、人の想いだ。
そう思うからこそ、私は直接人と会い、自分の言葉で原料へのこだわりやブランド立ち上げについての進捗、美容や化粧品の楽しさを伝える機会を創っています。

妥協ではなく、こだわり。
私はまさしく現在、容器手配を試行錯誤しています。色々な溢れんばかりの要望を入れ込もうとしているわけですが、自己満足だけのものにはしないと決めています。
原料ならアップサイクルされたもの、生分解性の高いものを選ぶし、資材ならリサイクル性の高いもの、廃棄の出ないように製造工程を工夫したり施策をしている工場のものを選ぶ。そしてできるだけ、使ってくださる方が最後まで使い切ることができるサイズと良質な商品企画をする。
「できるだけ」だとしても。
モノを新しく製造するのなら、したいのなら、その責任を理解し、できるだけ選択するべきだと私は思っています。
その上で、選択した理由を物語として伝えていく。仮に容器がシンプルだとしても、同梱物が多くなかったとしても、それは決して妥協ではなく、こだわり。
それを理解していただけたらすごく嬉しいなと思うから、私は伝える努力と行動をしていきたいと思っています。
鮎川優希

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